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2007年2月

2007年2月26日 (月)

『小松左京マガジン』第25巻

 7年目に突入した『小松左京マガジン』。今年はワールドコンもあるし、ゲスト・オブ・オナーでもある小松先生の周辺は昨年に続いて賑やかそうだ。
 今号の表紙は、今話題の吾妻ひでお。こっちもマジメに仕事しているのね。(あ、原稿料って出てないかも)
 「「小松左京全集完全版」を刊行記念座談会 作家・小松左京を論ず」
鏡明が50代、大森望が40代、東浩紀が30代、う〜ん、私はまんなかへん(^_^;)? 最近はちゃんとSFよんでないからここらへんの古さの話題がいいなあ。今は『日本沈没』以外、あまり本屋で小松先生の本がならんでいないけど、この世代って次から次へといっぱい読めたんだよなあ。
 「さよならジュピターのミステリー 序章・映画作りに関する誤解」
3号連続出場のディープな医学博士・下村健寿さん。今回、序章っていうと次号にも登板? ……と思っていたら、あとがきを見ると、これからが本番で新書1冊分のボリュームがあるとのこと。そりゃあ、すごいぜ。
 他、曽野綾子さんとの対談や、豪華8ページのとりみきのマンガ、「話の特集」に掲載された小松先生の短編の再録など、豊富な内容である。

2007年2月24日 (土)

「あおもり縄文まほろば展」

 大阪歴史博物館の特別企画展「あおもり縄文まほろば展」に家族で行ってきた。これは2月11日〜18日までの1週間しかやっていない。ぎりぎり最終日にすべりこんだ。
 ここは、以前行ったとき、国立民族学博物館とちがって、「特別展」のチケットで常設展は入ることができないことを知った。入り口もチケットも別々なのだ。が、今回は「特別企画展」なので、常設展料金で観ることができる。同じ6階の特別展のスペースを使ってるのに、どうちがうのだろうか? よくわからん。経費のかけ方のちがいかな? 今回の展示は、青森県教育委員会とのタイアップ企画のようだし、青森への観光誘致っぽいところもあったし。「「青森県の縄文遺跡群」世界遺産をめざす会」が共催になっていたから、そのPRも兼ねているのか?
 というわけで、今回はまず、10階から順番に7階までの常設展を先に見て、6階の特別企画展をみるということで、充分楽しめた。新しい建物なので、設備も充実していて、映像やタッチパネルの解説端末もあちこちにある。時間を決めて、ナマの展示解説もあるが、子どもがじっと聞いていると思えないのでパスしたが、大人だけなら楽しめるかも。子ども用のクイズ&スタンプラリーがあったり(クイズは小学生にはちょっとむつかしかった)、地層パズルとか土器の復元パズルがあって自由に遊べたり、子ども向きのネタもある。古代から近代まで常設展だけでも見応えがある。
 メインの「あおもり縄文まほろば展」だが、やっぱり縄文ってヘンでステキ。仏教や神道などの宗教がかっていないところがいいなあ。有名な遮光器土偶はもちろんのこと、土偶や土器の造形が観ててほれぼれする。星野之宣の『ヤマタイカ』か、諸星大二郎の世界か、『もののけ姫』のアシタカの故郷がここらへんだったっけ? 途中で、縄文時代の服を着て(上に羽織るようなものだが)、三内丸山遺跡(青森市の近くにある)のマスコットキャラクター「さんまる」くんの等身大ぬいぐるみと写真をとることもできた。子どもには「さんまる」くんのシールもくれたぞ。
 帰りがけ、心斎橋に常設の青森・岩手・秋田の特産品店があるので、そこでおいしそうな特産品を鑑賞して、青森のリンゴソースと小岩井のクリームチーズと秋田のきりたんぽを買って帰った。
 最近は日程もあわないし、人数が増えてお金もかかるので、家族サービスは近場でこなしているが、気分的に遠出をして東北を楽しんだ。東北地方は未踏の地なので、いつか実際に行ってみたい。

2007年2月22日 (木)

吾妻ひでおの『逃亡日記』

あずまさん「てかこれ『失踪日記』の便乗本じゃないのっ」
編集さん「そうすよ」
 ……と巻頭マンガにもあるように、『失踪日記』の受賞後のことや生い立ちなどのインタビューなどいろいろつめあわせて本にしたまさに便乗本だ。帯に“「日記」三部作完結編!?”と書いてあるけれど、この本はほとんど活字で、ほとんどインタビューで、マンガは少ししかないのでご注意を。それに三部作といっても、『失踪日記』はイーストプレス、『ひでおのうつうつ日記』は角川書店、そしてこの『逃亡日記』は日本文芸社と全部出版社がちがうのだ。あずまさんがいろいろな出版社に義理があるのか、イーストプレスが欲がないのか、よくわからないが。
 しかし、便乗本だからって、おもしろくなかったかといえば、そうではない。『失踪日記』があれだけ売れて、賞もたくさんもらって、生活が激変したであろうが、そうそううつ状態も性格もなおるわけではないだろうから、後日談というのは気になっていた。マンガもインタビューも、謙虚ではないが、えらそうでもなく、吾妻ひでおは吾妻ひでおだった。

2007年2月15日 (木)

京都国際マンガミュージアム

2月の3連休の最終日、永年気になっていた「阿含の星まつり」に行こうかと思っていた。タクヤ(6歳)を連れて、京都駅でシャトルバスに乗ろうと行ったのだが、乗り場がわからない。チラシをよくみると……1日まちがっていた〜!! 星まつりは昨日終わっていた。祝日=月曜日だと思いこんでいたのだった。雪も降ってないし、カゼもひいてないし、予定もないし絶好のチャンスだったのに。
 でも、せっかく出てきたので、急遽「京都国際マンガミュージアム」に行くことにした。特別展でやっている「GUNDAM —来るべき未来のために— 」は、以前サントリーミュージアムで観たし、急に決めたので施設の偵察気分で常設展だけ。小学生は無料、大人一人分300円(ふだん500円だが特別展で常設が減床しているので割安になっている)で充分楽しめた。
 京都市内のほぼど真ん中、烏丸御池の旧小学校は外装も含めて全面改装されて、とてもきれいになっていた。けっこう中はややこしいが、さまようのも楽しみのひとつだ。
 常設のほうは、マンガをべったり熟読しているヤングと大人と、ミュージアムとして楽しんでいる親子連れってかんじかな。(特別展のターゲットはヤングと大人だろうが) いわゆる(中には児童マンガもあるがほとんどの)コミックスのマンガを読めるのって小学生中学年以上と思われるが、休日のせいか、もっと小さい子どももいっぱいいた。その子たちも楽しめる絨毯敷きの絵本コーナーやマンガ工房(1枚ものの仕掛け絵本を作れる)や紙芝居部屋があり、中庭では寝ころんだり座り込んでマンガを読んでる大人もあるけど、幼児が走り回れるスペースもある。「マンガ古今東西」「100人の舞妓展」といった大人も鑑賞できる展示もしている。ミュージアムとしては、万人にアピールできる上手な構成になってる。タクヤは街頭紙芝居のおっちゃんが気に入って、2公演分、1時間半しけこんでいた。ちゃんと水飴や型抜きも買って楽しんだ。ほかにも、似顔絵コーナーやマンガ工房での原稿作成の実演をやっており、精華大の学生のいいアルバイト口じゃないかと思ってしまった。
 片や、マンガを自由に読めるという「マンガの壁」は、正直そこらの大型の漫画喫茶と大差ないんじゃないかと思った。1階・少年マンガ、2階少女マンガ、3階青年マンガで、著者名順。HPで資料検索もできるが、資料の量ってまだまだ? これだけ? 作家で調べてみると、萩尾望都など特定の作家は我が家のほうがそろっているぞ。地下に電動書庫があるが、雑誌の収蔵も含めてだと、これくらいなら、あっという間にいっぱいになってしまいそうだ。ほかにも秘密書庫があるのだろうか。
 それに多くの人が、中庭や館内のあちこちでマンガを持ち歩いて、読みふけっている。この人たちがすべて正しく元の位置にもどしてくれるだろうか…… とてもそうは思えない。それに、こういう利用のされ方では、おそらく1年しないうちに崩壊する本が続出するのではないか。無線とじのコミックスはページがはずれやすいし、だいたいにして、雑誌とマンガは扱いの粗い人が多い。また、ロッカーはあるが、基本的に荷物は持ち込んでかまわない。不明本とかでないだろうか…… レコード屋のようなブックディテクションシステムは導入していないようだが。これは客寄せ用の本で、保存用の本がまた別に所蔵しているのならいいが。本の好きな人、マンガの好きな人には悪人はいない……と思いたいが、そう性善説を全面的に肯定できない現実をオモテ稼業で知っている。
 まあ、ともあれ、できたばかりの施設。お楽しみはこれからだ。

2007年2月14日 (水)

同人誌いろいろ

 おくればせ、大晦日のコミケと1月のコミックシティで買ってきた同人誌をひととおり読み終わったので、いくつか紹介をしたい。

『チベット旅行記』 CAT著 (マタタビMIX)
南米やら南極やら物好きな辺境ばかり行ってるCATさんの旅行記マンガは私も大好きで愛読している。絵もきれいで、本の作りも凝っていて、タメにもなる。今回は私も惹かれていたチベットだ。チベットといえば、高山病対策。ダイアモックスという高山病の薬や血中酸素濃度の計測器のことなど初めて知った。

『竜宮Ⅲ』 時枝理子著 (TIMES)
こちらも永年のファン。絵もきれいで、本の作りも凝っていて(同じホメ方ですみません(^_^;)、結婚しても、お子さんができても精力的に描いている。尊敬します。長く描いていたグレイシリーズを完結させて、次の新シリーズがこちら。作者お得意のファンタジィだが、主人公たちがけっこうアクティヴ。時枝さんの子育て日記「ちびちび」シリーズもかわいいぞ。

『IMAGERY』 荻原征弥著 (FUKURO・KOUJI)
荻原さんの本は、同人誌も商業出版もほぼ全部持っている。……と思っていたら、新紀元社刊『ファンタジーノベルズガイド』にイラストを描いていたとは知らなかった。そのイラストの再録本である。おそらく、『ファンタジーノベルズガイド』は複数のイラストレーターが描いていて、奥付には名前が載っていなかったんじゃないだろうか。やや硬い絵だが、とてもていねいで美しい。ペン画もよいが、カラーもため息がでる。

『蝉丸 竜ガ謡ウ』 佐藤 美絵著 (不夜宮と花喰舎)
ほとんどコミケしかお会いしないので、買ったり買わなかったりなのだが、こちらも本づくりが丁寧。
この本は、珍しい横長の本。ペン画以外に、切り絵もされていて、白と黒のコントラストが鮮やかで、とても細やかなである。漫画というより詩画集のようだ。最近商業出版の小説の表紙のイラスト(切り絵)のしごとをしたりもしている。

『COMIKET PRESS 25号』 (コミックマーケット準備会)
『COMIKET PRESS』は、次回の申込書セットを購入すると、もれなく付いてくるのだが、今回は緊急特集として、「追悼 米沢嘉博」を組んでいた。(もちろん単独でも購入できる)
みなもと太郎や夏目房之助、ささやななえこ等、昔から親交のある人たちが文章と絵を寄せている。
そのつきあいの広さと長さに、米沢さんの人柄がみえるようだ。

2007年2月12日 (月)

「Nippon2007」プログレスレポート4号

 先週、この夏の日本SF大会=世界SF大会(ワールドコン)の「Nippon2007」のプログレスレポート4号が届いた。8月30日〜9月3日までなので、あと半年あまりだ。ずいぶん先だと思っていたら、もう今年なのだ。プログレスの4号もいよいよという風に具体的な事項が載っていた。
 今年はワールドコンでもあるので、プログレスは日英併記、内容も多分に外国からの参加を意識した書き方になってる。
 参加者にはヒューゴー賞とジョン・W・キャンベル賞の候補作品をノミネートする投票権があるそうだ。(注:候補作をノミネートで、賞に投票するわけではない) ただし、大賞作品は英語。(日本語訳がある分は参考) はっきりいって手が出ません。星雲賞も最近サボッているのに。
 「コンスィート」(茶菓をそなえた交流の場)の設定や、「マスカレード」と「ホール・コスチューミング」を分けて説明があったり、「ディーラーズ・ルーム」と「ファンジン・アレイ」が別に設定されていたり、「アートショー」もより大がかりになっていそうだし、毎年のSF大会とはふた味も三味もちがったものになりそうだ。
 毎年ならディーラーズルームに根拠地を構えておくのだが、今年はどうしようか…… ファンジンアレイとの差がいまいちわからない。まあ、こちらの同人誌はSF大会のレポートが入っていたり、ギャグネタがSFっぽかったりだけで、あまりSF色が強くないのでファンジンと称するのは、ちょっと申し訳ない。が、今年はディーラーズルームが5日間でショバ代が15000円なのだ。お値段とみあわせるのと、5日間設定できるかどうかやや不安なのと、ディーラーズに縛られない方がワールドコンをいろいろ観れるのだろうかとちょっと思案中。でも反面、外国のディーラーさんと席を並べるのもおもしろいかなと思うし、自分の作品を並べて反応をみたいような気持ちもする。
 ワールドコンに参加した人が「ワールドコンはやっぱりルームパーティーですよ〜!」と言ってるのだが、ややビビッている。まだまだいろいろ得体が知れないので様子見のところがある。
 ……といいながら、インターネットで、会場に歩いて15分くらいのブリーズベイホテルに、ファミリールームを確保した。やっぱりすぐ近場のホテルは外国から来る参加者にゆずろうかと。たか〜い英語の壁がやはり不安だが、遠い日本までSFのために来る方々にはウェルカムで迎えたい。
 「Nippon2007」の公式HPはこちら

2007年2月 9日 (金)

エッセイコミック『中国の骨は1本少ない』

『中国の骨は1本すくない』 小田 空(創美社/発行、集英社/発売)
 『中国いかがですか?』(正・続)に続く、中国エッセイマンガ第3弾。(他の出版社からも関係本がでているが) 旅行して、留学して、日本語教師になって、今度は香港にもアパートを借りて住んでみたらしい。北京語・広東語の違いや、中国の簡体字の話なども出てきて、ますますディープだ。
本のタイトルの「骨」も、本当は中国漢字なのだが、表示できないので、現物で確認してほしい。
 これを読むと、現地の言葉がしゃべれたら楽しいだろうなあ、としみじみ思ってしまう。漢字だとなんとなくわかるけど、実は意味が全く違っていたりするのがわかっていたら、おもしろいし、アジアのいろいろな文字も図案のように見えていたのが、読めて意味がわかったら違う世界がひろがるような気がする。今のボケた頭では、英語さえもおぼつかない。どうする?! 今年のワールドコン!
 ……それはさておいて、香港ではSUICAやPITAPA以上に超便利な「オクトパス」というのが、流通していることを初めて知った。PITAPAのようなポストペイではなく、チャージ式のプリペイド方式のようで、それなら旅行者でも使える。それが交通機関だけでなく、スーパーやコンビニ・駐車場のパーキングメーター、自販機、公衆電話など、日本のより使える範囲が広い。そして、カードだけでなく、ケータイや腕時計タイプ、キーホルダータイプも出ているとのことだ。恐るべし! 日本のもそこそこ進化しているが、香港は狭いぶん進化の速度が速いのだろうか。

2007年2月 7日 (水)

小説『レインツリーの国』

 『レインツリーの国』有川 浩著(新潮社)
 昔読んだ本の感想から始まったメール交換。「伸」は、ネット上で出会った「ひとみ」に一度会いたいと伝えても、彼女はなかなか承諾してくれなかった。
 中途失聴および難聴(作者はここで聾と使い分けている)の「ひとみ」と関西弁もあざやかな(?)「伸」の青春ラブストーリー。青春……というには、ふたりともしっかり社会人でトシをくってるのだが、「青春菌」(本文中の表現)が満載なのだ。だから、あえてヤングアダルト本だといわせてもらおう。
 これの直前に読んだのが、一昨日のブログネタの『ラスト・ドッグ』で、印象が正反対なかんじでつい比べてしまった。この話には諸手をあげて「いい人」「かっこいい人」はいないけど、紆余曲折悩みながら欠点もありながら、心情がとてもとらえやすく、共感を呼ぶのだ。読後感もいい。二人の将来の困難さも予見させて、決して大団円のハッピーエンドではないが、「ラスト・ドッグ」のような苦々しさはない。軽くはないライトノベルだが、これは日本とアメリカの差? それとも作者によるのか?
 この小説は、『図書館内乱』の1エピソードにリンクしている。それをネタにした「あとがき」も相当おもしろい。

2007年2月 5日 (月)

小説『ラスト・ドッグ』

『ラスト・ドッグ』 ダニエル・アーランハフト著 ほるぷ出版
 犬を媒介とする恐ろしい伝染病が広がり、犬が次々と死んでいく。それは人にもうつることがわかり、街はパニックに陥る。主人公のローガンは必死に飼い犬ジャックを守ろうとする。
 少し前に新聞でもっと詳しい書評を読んだとき、ヤングアダルト本のSFかしら?と思った。『少年と犬』(ハーラン・エリスン)…じゃないよな。どっちかというと、『復活の日』(小松左京)か『アンドロメダ病原体』(マイケル・クライトン)かと想像して読み始めたのだけど、ちがった。ぜんぜんSFじゃなかった。少年の成長を描いたバリバリのアメリカン・ヤングアダルト小説だった。犬の伝染病は、鳥インフルエンザのようなものである。しかし、その解決にSF的要素はない。少年は犬を身をもってかばうのだが、それが鶏舎のニワトリだとかばうには数が多すぎて手に余るだろうなあ。……とバカなことを考えてしまった。
 この話には諸手をあげて「いい人」「カッコイイ人」だと思うキャラがいない。主人公のローガンも要領の悪い反抗的なやつだし、母も実父も義父もその他の大人も尊敬にはほど遠い。ローガンにからむ少年たちもろくでもないやつばかりだ。
 間に報道記事やEメールなどを織り交ぜて、立体的に組み立てられたストーリーは緊迫感があるが、ラストには爽快感はない。
 そこらへんの苦々しさが、軽いライトノベルを読み慣れた日本のヤングアダルトにうけるかどうかが、ビミョ〜なところである。

2007年2月 1日 (木)

「国民の休日」は日曜日には消滅する

 先日、友人の日記のコメントに入れたのだが、誰も知らなかったので、ここであらためて記しておきたい。5月4日が、「国民の休日」になって10数年。実は、5月4日が日曜日ならば、それはただの日曜日で、「国民の休日」ではなくなるのだ。カレンダーにも日曜日の年は、「国民の休日」という言葉は消えている。多くの人が「休みにはかわらないじゃん」と思っていたから、ほとんどの人がこれに気がついていなかったのだろう。
 私のオモテ稼業では、大いにローテーションに問題がある。うちの職場は祝日は休みだが、日曜日は開館するのだ。「国民の休日」なら、みんなそろって公休がとれるが、フツーの日曜日だと出勤のローテを組まなければならない。確実な3連休というのが、この5月3、4、5日と年末年始しかないので、4日が日曜日の年はちょっとくやしい想いをした。
 さて、今年から、4月29日「昭和の日」、5月4日が「みどりの日」になって、めでたく4日は消滅しない祝日扱いになった。……と思ったら、祝日も開館するという話が進んでいる。現場の人数も減りつつあるし、ますます連休取得はほど遠い。通常でも2連休が月に2回あれば御の字だ。
 そもそも、この「国民の休日」といい、「ハッピーマンデー」といい、土日が確実に休みの人にメリットのある法制である。土日完全休日職場とそうでない職場の差がますます開いていくではないか。「そんな職につかなきゃいいじゃん」といわれればそれまでだが、それでいいのか、日本!?

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