2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« 人間がなんといおうと、星はそこにある | トップページ | イラスト集『金銀砂岸』増補愛蔵版 »

2006年9月 4日 (月)

マンガ『うつうつひでお日記』

 一般の夏休み期間には、2連休が2回ぐらいで、後は1日か半日単位の休みしかなかったのに、9月になったらなぜか3連休があった。が、繁忙期に行楽の予定をたてる余裕もなく、疲れがたまってきたので、家でおとなしく過ごすことにした。といっても、ハウスキーピングもかなり滞っていれので、ゆっくり座ってばかりもいられない。この間にブログの原稿も書きためておかないと、このあと6連勤が待っている。とりあえず3日分書きためたけど、本とかの感想文ばっかりでまるで事件がない。
 ……というわけで、1冊目。
 『うつうつひでお日記』 吾妻ひでお著 (角川書店)
 本人が文中で「この日記ってただの引きこもりの読書感想文だ」と書いているが、なんとなく気分的に共感……ていうか、なんか疲れがたまってると「私も引きこもっていた〜い」と、つい吾妻さんがうらやましくなる。それができない私は小心者。
 帯に「何もしていません。事件なし、波乱なし、仕事なし。」とあるように、『失踪日記』が非日常のエッセイマンガだとすると、この本は限りなく日常だけのエッセイマンガだ。この淡々とした日々の中で『失踪日記』が描かれていたのかと思うと、ちょっと不思議な感じがする。この日記(2004年7月〜2005年5月)以降、『失踪日記』がヒットして、また生活に変化があっただろうが。
 とても淡々としているので、マンガのわりに読むのに時間がかかったのだが、『失踪日記』のウラ話的に読み込めば、おもしろい。先に原稿みてたのに『失踪日記』を出し損なった出版社、悔しがっているだろうなあ。いや、そもそも『失踪日記』という本のタイトル自体が、出版したイーストプレスの編集さんがつけたのだが、なかなかセンスよくて、このタイトルもヒットの要因かも。それに、「アシスタントA」の奥さん、えらい! 三行半つきつけずによくつきあってたなあ。奥さんがいなかったら、吾妻ひでおの今はなかったかも。ところで、ときどき「アシスタントB」とだけでてくる(絵はない)人はだれ?
そんな感じで、つい『失踪日記』とカップリングで読んでしまうのだが、装幀も出版社はちがうのに、明らかに意図的に似せている。うう〜ん、角川にのせられたか!?
 それと、図書館って実はウツな引きこもりの人たちにとって、リハビリ施設というか社会福祉施設として必要なのかも、と思ってしまった。出版社とか著作権料で食ってる人にタダで本を貸す図書館は最近目の敵にされている部分もあるけど、ウツのマンガ家にとって、こんな日常必須アイテムになっているのだ。

« 人間がなんといおうと、星はそこにある | トップページ | イラスト集『金銀砂岸』増補愛蔵版 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

アシスタントBは娘さん
アシスタントCは息子さんです。

奥さんをAと書いたのでB・Cとしただけで、このお二人は
実際にはアシスタントをしていないと思います。

最近『失踪日記』を読んでハマってしまったので、続編が読みたいと思ってずーっと本屋で探していたのですが、角川から出ていたのですね。今度、店員さんに取り寄せてもらうことにします。
吾妻マンガを読まない友人に『失踪日記』勧めたら、速攻買いに行ってましたね。たんたんと描かれているのが読みやすいと言うか、悲壮感がないせいなのか、妙にハマってしまいました。不思議な魅力がありますね。

内容が淡々というか、やはり文字が多いですよ。かなり詳細な日記ですし。図書館もレンタルコミックも利用しなくちゃと思いました。
そういえば似てるけど、違う出版社なんだなぁ。ちょっと妙だけどそれも面白いwww

わあ、仕事から帰ってきたらコメントが増えていた! みなさん、ありがとう〜〜〜

とおさま>
 早速ありがとうございます。そうだったんですね。
たしかにBさんにはPCでハガキを作ってもらったり、CD貸してもらったり、プレゼントもらったりしてますね。
でも、Cさん、どこに出ていたの!? ちっとも気がつきませんでした。

りちやさま>
 実は続編じゃないんです。ウラ話本ですね。どっちかというと。
続編はイーストプレスから出すと出版社はいってますが、この本のあとがきで「1Pも描けてません」と作者は言い切ってます。10年ぐらい待ってたらでるかなあ。

季遊さま>
 文字多いですね。
フツウのマンガなら通勤電車1往復で読んでしまえるのに、これ3往復かかりました。
これが売れたら、角川の作戦勝ちか?

アシスタントCは80ページに
「“ああっ女神さまっ”家にあったアシスタントCのもの」という
一コマだけかな。
かなり前のマンガ本だし、他には出てこないようなので今は同居して
いないのかもしれません。

なおBとCの正体については推測ですが、娘さんが公式HPの管理を
されているそうなので、パソコンに強いBが娘さんで間違いないと
思います。

Aについては同人誌版では「アシスタントA(奥さん)」と
はっきり書いてありました。
単行本だと、21ページの一コマ目にあたります。
同人誌版のところには、一度もアシスタントAの絵が出てこないので
はっきり書かないと誰のことだかわからないからだと思います。

とおさま>
早! ああ、たしかにCさんが1カ所だけでてますね。
Aさんの方は、『失踪日記』でも、「アシスタントは奥さん、24歳で結婚した。」と描いてあったので、なんとなくすんなり理解しました。
私もコミティアで、同人誌版を1冊買ったのですが、どこらへんだったけ?
今未整理の山の中に埋もれています。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125914/11762014

この記事へのトラックバック一覧です: マンガ『うつうつひでお日記』:

« 人間がなんといおうと、星はそこにある | トップページ | イラスト集『金銀砂岸』増補愛蔵版 »