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2006年8月 8日 (火)

映画『日本沈没』

 実は観たのが5月29日の試写会なのだが、7月15日封切りで「もうそろそろ書いていいかな」と思うので、書くことにした。できれば原作も読んでからと思ったのだが、仕事がらみの本読みに阻まれて、30年前のカッパノベルズの字の小ささになかなか進まず、それはまたあとで。
 …………で、観て、なんといっても思ったのが「え?! 日本列島って沈みきらないのぉ〜!?」(完全なネタばれですね(^_^;) だから前日の章を先に書いておいたのだった。) 原作は未読だが、有名なSFだし、「たしか作者の小松先生は、国土を失って日本人が世界を放浪する話を書きたかったが、第1部で日本を沈没させるのに熱が入ってしまって、それが大ヒットして、後の話をかきそびれた」というのをファンダム筋からきいていたのだが、ち、ちがうのか!!! そう、この映画では完全に沈没する前に救われて、最後の方で指導者役の危機管理担当大臣が「いつか国民が再び日本に帰れることを願って」というようなことをいうのだ。こんな望郷の願いを未来の希望にして終わっちゃっていいのか?! ちがうだろ、テーマが。
 なので、この映画は小説とは別物と思うことにした。でも、確認のために原作も読むことにした。自分が読んでるのは、ダンナが買っていた30年前のカッパノベルズだが、この映画のおかげで原作本は文庫で再版されて、谷甲州の筆で第2部も出たし、マンガ化もされたし、SF界の活性化にはなったかな。
 キャラクター設定は、だいぶ変えてあるとは思うが、この主人公(草なぎくん)は最初と最後以外フラフラとうろついていて、ほとんど何もしていないぞ。田所博士と大臣の元夫婦のからみのほうがおもしろいけど、もう人間の手を超えた現象をウリに持ってくると、人間ドラマってどうも薄っぺらくなっちゃうね。
 SFの醍醐味は、いかに本当らしく壮大なホラをふくかというところだと思っているのだが、その点では映画の映像はがんばってはいるが、原作の筆力には及ばない。

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 もう1ヶ月前になるが、去る5月29日(月)に大阪のNHKホールでの『日本沈没』 [続きを読む]

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