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2005年9月11日 (日)

『period(ピリオド)』 その凝縮された透明な狂気

 吉野朔実の『period(ピリオド)』(小学館)の第2巻が出た。「IKKICOMIX」というちょっとマイナーなコミックスから出ているので、話題になってるかなってないのかよくわからないが、ゾクっとするすごみがある。
 1巻で父から虐待を受けていたふたりの兄弟が、そのあと父と離れ、2巻目で施設で暮らしはじめ、そこから学校に通う。そこには、また新たな暴力が……。
 吉野朔実はデビューの頃からずっと読んでいるが、初めの頃は出版社に意向にそってか、少女マンガのオブラートがかかっていたが、だんだん本性が出てきたんじゃないか。常識から一本はずれたキャラクターが多かったが、さらに日常と紙一重の凝縮された狂気を描かせたらピカイチじゃないかと思う。もともと、この人の作品は、人の感情が淡泊で、心と心のつながりとか感情のぶつかりあいで盛り上がってナニワ節的に感動することはまったく、ない。その分、甘いハッピーエンドは期待できないので、とても切なく、痛い。特にこの作品は容赦がない。目がはなせない。

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