雑誌「旅行人」№161(2010年上期号)
年2回発行になって、忘れた頃に届く「旅行人」。その分分厚くなって、1冊読み切るのに時間がかかる。これはたしか昨年の11月か12月に届いたはず。
今回の特集は「旧ユーゴスラヴィアを歩く」。旧ユーゴといえば、オモテ稼業で、「また国がかわりそうだから、高価な世界地図帳を買うのはもう少し様子をみよう」とか「旅行のガイドブックは、もう少し世情が落ち着いてからのほうがいいかなあ」と図書選定の逡巡のもとになっている地域だ。でも、その分裂してからの国々の違いがよくわからなかった。クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、コソヴォ。渡邉義孝さん、杉江真理子さん、森優子さんの3人が9章の手記を寄せているが、それぞれの国の中もまだ1枚岩ではなく、宗教と民族が入り交じって、まだまだ複雑だ。早く平和がくることを願いたい。
他には、小島剛一さんの「漂流するトルコ」がおもしろかった。この人の前著を読んでいないが、トルコもトルコ人だけの国ではなかったのか。しかし、いったいこの人はいくつの言語をしゃべれるんだ?!
蔵前さんと小川さん夫婦のオーストラリア・キャンプ旅、井王明さんのインドのラジャスターンに口琴をたずねる旅など、特集以外にもいろいろな旅がこの1冊につまっている。
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