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2018年6月 5日 (火)

同人誌・ちょっと紹介(その4)

『図書館に反乱』真鍋鈴著 2017.12発行(沙羅双樹)
 図書館ネタのエッセイマンガを描いている同人は何人かいるけれど、こちらは数少ない小学校・中学校の司書さんのマンガ。ひとり職場なりの苦労もあるし、先生との付き合いも大変。お疲れ様です。それにもかかわらず、ほぼ年に1冊のコンスタントの発行は尊敬します。今回は話題のツ○○図書館ネタ。すっきりとした絵も可愛い。

『BLUE GARDEN』時枝理子著 2017.12発行(TIMES)
 いちばんはじめに読んだ『心象風景』がもう30年近く前のことだっけ? インターネットとかない時代に、「ぱふ」か「ダックス」をみて、通販しました。以来、ずっと読者です。作者の時枝理子さんは、ずっとオリジナル同人で、結婚も出産も通過しても年1冊以上発行しつづけている驚異の人なのだ! さらに二次創作もしているし、ホントにその創作意欲はすごいな〜。絵は美しく、本作りも丁寧。今回ゲットしたのは、理子さんが山の家で丹精している庭本エッセイのコピー本。

2018年6月 4日 (月)

同人誌・ちょっと紹介(その3)『この道を歩む』『ぼくたちのSFマンガ青春記』

『この道を歩む –私のマンガ活動−』ばばよしあき著 2018.5発行(作画グループ〈仲間の会〉SG企画)
 1962年発足の同人誌サークルの老舗・作画グループの親分こと、ばばよしあきさんが亡くなられたのを知ったのは、コミティア代表の中村さんのblogだったように記憶している。2016年6月21日享年68歳。ばばさんの逝去で、作画グループも解散した。
そのばばさんの遺した文章をまとめたもので、中身は2部構成になっている。第1部は「1965年〜1973年 手塚治虫と『COM』と仲間たち」、第2部は「1973年〜1982年 仲間と創作活動と漫画界‥そして」。とてもいろいろあっただろうけど、たくさんの仲間をつなぐ接着剤のような人で、とても濃密な幸せ人生だったんだなあ…… ひとまわり世代が上の人なので、私の知らないエピソードがいっぱい!『COM』や「ぐら・こん」のいきさつなど全く知らなかった。関西の同人誌印刷の先駆けだった「大友出版印刷」は作画グループのメンバーが立ち上げたのか! それもはじめは印刷屋ではなく、出版社だったのね。

『ぼくたちのSFマンガ青春記』ひおあきら×田中圭一 2015.8発行(はぁとふる売国奴)
 「はぁとふる売国奴」は田中圭一さんのサークル。この本は、ちょっと古いけど、2014年11月時点のひおあきらさんと田中圭一さんのロングインタビュー集だ。田中圭一さんは京都精華大の先生もしているし、『うつヌケ』にヒットで最近再浮上しているけれど、ひおあきらさんは私にとってちょっとお久しぶり! ご息災でなによりです。本の内容は、ほぼ宇宙戦艦ヤマトネタ。はい、私はヤマト世代です。

2018年6月 3日 (日)

同人誌・ちょっと紹介(その2)『鞄図書館』『アオザイ通信完全版』

 (その2)はプロ作家の同人誌を2つご紹介。
『鞄図書館』芳崎せいむ著 [2018.5発行]([せいむ堂])
 同人誌によくあることなんだけど、発行年記載なし、発行者記載なし。(ご本人のTwitterやコミティアのカタログでサークル名がわかるので補記しておく) 東京創元社で商業出版されている『鞄図書館』が全四巻で同時期に完結した。そこに掲載がこぼれてしまった3編を著者が自費出版しているのがこれ。表紙の本の散らばり方がまず素晴らしい。そして、お茶目なセリフを吐いて、ブラックホールのような懐深い鞄図書館にだんだん馴染んでヘンに思わなくなってしまった。終わりのようで、1話完結の緩やかな連作なので、気が変わってまた再開しても大丈夫な気がする。

『アオザイ通信完全版』西島大輔著( 双子のライオン堂出版部)
 万人にはお勧めできない危険なパラレルベトナム戦争コミック『ディエンビエンフー』。雑誌IKKI連載時に毎回1〜2Pついていて、IKKIコミックス(全12巻、ただし未完)の各巻の巻末にあったエッセイコミックをテーマ別に再編集したもの。『#1 食と文化』(2017.11発行)は通販で、『#2 歴史と戦争』(2018.2発行)は5月の「文学フリマ東京」で手に入れた。と、思ったら、京都の一乗寺恵文社で2冊そろえて並んでいたよ。お見それしました、恵文社。なので、マンガは再読になるけど、下部に作者の短いコメントが添えられている。また、作者のロングインタビューが掲載されていて、裏話を読むことができる。『#3』まで刊行予定。

2018年6月 2日 (土)

同人誌・ちょっと紹介(その1)『龍蛇の足跡』『Distant World 3 インド・アーメダバード編』

 一般のフツーの人の中には、「東京に行って、スカイツリーもディズニーランドも行かずに、何やってんの?」とか、「即売会って、フツーの本屋に売ってる本とどこが違うの?」とか思う人もいるかもしれないので、5月の東京即売会3連チャンでゲットした同人誌の一部をちょっと紹介しよう。綴っていくうちに、なんか1冊1冊の文章が思ったより長くなってしまったので、分割することにした。市販の書籍ほどではないが同人誌も星の数ほどあるし、個人の財力はしれているので、10人いれば10とおりの楽しみ方やお気に入りがある。そして、市販本以上にスタンダードとかべストセラーというのはない。

『龍蛇の足跡 –荒神紀アラバキ ロケ巡り-』初音むつな著 2017.12発行(魔法使いの弟子の見習い書記官)
 いつも『山田章博作品目録』を発行している同サークルがその別冊として昨年末発行したもの。菊地秀行さんの作品『荒神紀アラバキ』原作の漫画を、山田さんが「コミックトム」に発表したのは1994年〜1996年。私はその雑誌を読んでいないので、20年以上未読だ。読みたい。その舞台となった京都と田沢湖の現場を取材し、検証している。日頃から作品目録を創っているサークルなので、データや出典が明確で、内容も読み手を意識してわかりやすい。原作漫画も十分単行本にできるページ数があるので、是非出版してほしいよ、潮出版!

『Distant World 3 インド・アーメダバード編』しめ鯖著 2017.12発行(幽玄一人旅団)
 最近は同人誌印刷事情も良くなって、オールカラーの写真集もそんなに目玉が飛び出るほどの費用もかからなくなった。しかし、写真サークルは、画質にこだわる人も多いので、比較的高価なので、こちらもつい厳選してしまう。アーメダバードはインド西部グジャラート州にある都市で、この写真集はそこの階段井戸を主とした遺跡がほとんど。それも、ほとんど人が写っていないのは、あまり観光客がいないのか、いない時間帯を選んだのか、もともと立入禁止なのか。それほど十分整備されているわけでなく、やや廃墟然としているところがステキ。ここって、ツアーでは入っていないのよね。しめ鯖さんはカメラを担いで、ひとりで撮影スポットを巡っているらしい。これからも頑張ってください。

2018年5月29日 (火)

東京即売会3連チャン

 ゴールデンウィークもオモテ稼業は交代出勤なので、長期休暇が取れないが、後半に3連休をもらえたので、東京に遠征した。毎年5月のコミティアは参加しているので、それに併せて、今回は即売会3連チャンを計画した。うう……散財してしまった。
 5月4日(金・祝)は「資料性博覧会10」 panpanyaさんの絵のチラシで気にはなっていたけれど、実態が解らなかった「資料性博覧会」に今回初潜入! 今年で9年目らしい。会場の中野サンプラザは、便利な駅前にあり、ホテルやコンサートホールもあるし、上の階には景色のきれいなちょっとお高いレストランもあるとてもきれいな建物だ。その披露宴もできそうな部屋が、オタクの坩堝になっていた。エレベーターで上がると、そのフロアだけが異世界。なんなの?! この野郎どもの多さは?! ほぼ9割が男性だった。内容は、コミケの評論ジャンルのコアな部分を取り出して、まんだらけと小さなステージイベントを足した感じだ。panpanyaさんのアイテムもあり、スタッフさんから写真・SNSアップOKを確認。その後、いつもの猥雑な雰囲気の中野ブロードウェイに行って、タコシェやまんだらけを回ってしまった。


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 5月5日(土・祝)はいつもの「COMITIA124」。今回、6年前の100回記念を抜いて最大規模の5673サークルとのこと! 参加時は毎回巡回受付のお手伝いをしているが、さすがにちょっと忙しかった。今回は売り子に長男を連れてきたので、作画グループの原画展をみて、トークイベントに参加した。みなもと太郎さんとBELNEさんが、作画グループやばばよしあきさんの昔話を語ってくれた。話題が話題なだけに参加者に若者が少ない!?……な、どう見ても。みなもと太郎さんが話し出すと暴走するので、BELNEさんの努力の甲斐なく時間延長するほど盛り上がった。初めてこのようなイベントプログラムに参加できたのは楽しかったけど、その分、スペースの店番も短くて、サークル巡りも充分出来ず、アンケートもわすれてしまい……時間が足りない! スペース不在の間にご来訪いただいたみなさん、申し訳ありません。

 5月6日(日)は「第二十六回文学フリマ東京」 会場は東京流通センター(TRC)。昨年に続いて一般参加2回目でちょっと慣れたので、巡回の作戦を立てた。まず、行く前からチェックしていた西島大介さんの『アオザイ通信完全版 2』を確保。その後見本誌を回って、ブロックごとの作品の雰囲気をみて、特にほしいものはそこでチェックしてから、出店しているカレー屋さんで腹ごしらえ。サークルも前日・前々日とビミョ〜にかぶっているので、そんなに散財しないかなあと思っていたら、その後、スペ-スを順番に回って、ついいろいろと買ってしまった。また、『草子ブックガイド』が出展されていて「サイン入れます」と書いてあったので、「え?」と思って声をかけたら著者の玉川重機さん本人だった。もう既に持っていたので購入はしなかったのが、この日のいちばんのビックリであり、まだ単行本に入っていないお話もあるということも教えていただいた。

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2018年5月27日 (日)

ハシビロコウに会いに「神戸どうぶつ王国」へ

 ハシビロコウの目ヂカラに参っている。切り絵のモチーフにしたい。それなら写真やネットの映像だけではなく、ホンモノをみてからと思って、どこに居るのか探してみた。関西では「神戸どうぶつ王国」にいるらしい。神戸は王子動物園しか知らなくって、「そんなのあったっけ?」と思ったら、2006年に「神戸花鳥園」として開園したのが、2014年にリニューアルして「神戸どうぶつ王国」になったらしい。行ってみると、ポートライナーの駅のすぐ近く、「これは巨大な温室か?」と思ったら、それがそうだった。週末だったので、家族連れでとても賑わっていた。動物園としては小ぶりだけど、交通も便利で、室内も多いので雨でも楽しめる都会的なエンターテインメントスポットだった。花鳥園だったせいか、鳥がいろいろたくさんいる。動物たちはデロデロ〜っと怠け気味。ちょっと動物の人口密度が高い。
 ハシビロコウは真ん中へんの「アフリカの湿地」エリアにすっくと立っていた。カッコいい。しばらくいると、テコテコ歩いてくれたので、前から横から後ろから写真を撮って帰ってきた。

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2018年5月26日 (土)

講演会「70年万博からみんぱくへ」、展示「太陽の塔からみんぱくへ-70年万博収集資料」

 お気に入りの国立民族学博物館(みんぱく)が、1977年オープン以来、昨年2017年11月に40周年を迎えた。これを記念して、3月8日(火)から5月29日(火)まで、特別展「太陽の塔からみんぱくへ-70年万博収集資料」が開催されており、3月23日(金)に梅田のオーバルホールでみんぱく公開講演会「70年万博からみんぱくへ」があったので、行ってきた。
 公開講演会では、前半が𠮷田憲司館長の講演、後半が石毛直道もと館長ヤノベケンジさん、𠮷田館長のパネルディスカッションがあった。客席は480名と広いホールだが、まずまず満席で、けっこう平均年齢が高そうな客層だった。当時「日本万国博覧会世界民族資料調査州集団」(EXPO’70 Ethnoligical Mission)通称EMMに参加されてオセアニアを担当した石毛先生は80歳を過ぎてもご息災で、当時の様子もとてもよく覚えている。子どもの頃、万博公園の近くに住んでいたヤノベさんは、はじめは聞き役に回っていたけど、しゃべり出したらパワポを駆使してマシンガントークもできる面白い人だった。
 さて、これで予習もして、4月22日(日)に特別展に行った。特に予定を合わせたわけではないが、この日は30分ほどのウィークエンドサロンがあって、インド・中近東を担当された研究員のお話を聞けた。当時EMMのインド担当だった高山龍三先生がとっても緻密な人らしく、とても詳細旅程のメモを残している。まだご息災で直接相談や確認ができたらしい。石毛先生のお話にもあったが、世界各地に飛んだEMMメンバーはそれほど収集の手順を細かに指示されていたわけではないらしい。予算と日数の枠はあるが、各地の状況にあわせて担当者の裁量に任されていたようだ。今回の展示は収集品を観ること以外に、現在のように海外旅行が日常ではなかった時代に行われた知られざるEMMの活動の展示でもある。
 レストランでは特別展にちなんで、月替わりの東南アジア各地のアジアンカレーランチがあり、4月はミャンマー&マレーシアだった。


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2018年5月25日 (金)

ありがとう、京都みなみ会館

 京都みなみ会館がこの2018年3月31日に閉館した。我が家からいちばん近くて、バス1本で行けて、かかる作品もなかなか面白いのが多いので、お気に入りの映画館だった。建物の老朽化というので、仕方ない。新聞記事などでは1963年オープンと書かれているのだが、私は京都駅近くにあったルネサンスシネマステーション(RCS)が移転してみなみ会館になったと思っていた。ずいぶん昔から映画館としてあったのだ。RCSから運営形態は途中で変わっているが、作品のチョイスはいつも面白かった。スクリーン1枚のひとりシネコン状態で、1作1日1回で数作品上映、期間も短いのも多く、なかなか予定が合わなくて苦労した。
 インド映画はたくさん観た。(観れなかったものも多いが)今ならロードショー館でもたまにかかっているが、昔は単館上映館でしか上映されてなくて、それもやや館によって傾向があったのだが、みなみ会館はたくさん上映してくれていたように思う。サタジット・レイのリバイバル「シーズン・オブ・レイ」や、「神様がくれた娘」「マッキー」など南インドの作品、ラジニカーントの「踊る兄貴まつり」なんかもあった。
 期待せずに、というか、あまり内容を知らなくて観に行って、「アタリ!」と喜んだ作品もある。「武器人間」「プラネット・テラーinグラインドハウス」 がダントツかな。「ざくろの色」 惚れ惚れと観てしまったが、その時はバラジャーノフの名前を知らなかった。「長江哀歌(エレジー)」 もあとでじわじわと良さが伝わってくる作品だった。
 また、ここでかかってくれて観れてよかった〜という、「不思議惑星キン・ザ・ザ」「ローズ・イン・タイドランド」も印象に残っている。
 今回は、一時休館で、移転して再開するらしいので、またその日を待ちたい。

 こういう記事を書くとき、だんだん記憶が妖しくなっていく人間を補完できるblogって便利だ。(しみじみ)

2018年5月23日 (水)

映画「パシフィック・リム アップライジング」

「パシフィック・リム アップライジング」2018 111分
 「パシフィック・リム」は2013年、もう5年前か。映画の中では10年経過していた。続編ってどう続けるんだ?……というような心配はしていなくて、「また、あのオタクな世界が観られるのね〜」というような歪んだ期待には大いに応えてくれた。
 モビルスーツ……もとい、レイバー……もとい、イェーガーは第6世代となり、画面ではそのギミックを説明なしでふんだんにみせて、パンフでは……前回ほどの詳細な解説がないぞ、おい。 敵方には3体のカイジュウ以外にも、「機動警察パトレイバー」のグリフォンのような、謎のイェーガーも登場する。
 世界は中国企業が世界を席捲し、カイジュウは、富士山のレアメタルを狙って、チャイニーズとミックスされたような東京に上陸する。「シン・ゴジラ」を観た日本人にとってはリアルさはないが、「そうか、ここを舞台にとったか〜」という喜びがある。
 キャラクターでは、主人公の若者たちはおいといて、前作で新米パイロットだったマコは、PPDC(環太平洋防衛軍)の重鎮となり、マチルダさんのように死んでいく。そして前作にも登場していた私も好きなマッドサイエンティスト……もとい、研究者の2人がなかなか美味しいキーパーソンの役回りで、今回も生き延びる。主人公の最後の一言が、「おいおい、また続きを作りたいのね」を思わせるセリフなので、5年後を乞うご期待?!

2018年5月22日 (火)

映画「ダンガル きっと、つよくなる」

「ダンガル きっと、つよくなる」2016 ヒンディー語 140分
 別の映画を観たとき、予告編が上映されていた。おお!? アーミル・カーンが、年齢相応の役回りをやっている!(なんせ、「きっと、うまくいく」では44歳で大学生役を演じていたのだ) それと、この「きっと、つよくなる」というサブタイトルって、どうよ!? ラジニカーントの映画がいっときみんな「踊る○○」だったのと同じノリか? 昨年、サルマーン・カーン出演の「スルターン」に出演していて、最近のインド映画はレスリングブームなのかなあ。……とかいろいろ思ったのだが、やっぱりアーミルの映画なのだから観ないとね。それに、この映画もロードショー館のMOVIX京都でかかっている。最近はインド映画が単館上映館ではなく、フツーのシネコンで上映してくれるようになったんだなあ。ありがたいことである。しかし、すぐに1日2回ぐらいに上映回数が減って、2週間ぐらいで終了しそうになったので、慌てて観に行った。それも、この映画、どんなオトナの事情かわからないが、パンフレットもない。日本でも有名な(と思う)アーミルの映画だし、ストーリーもなかなか感動ものなのにもったいない。しかたないので、公式サイト「映画.com」 のデータを参考に復習しながら書かせてもらっている。(なぜか、公式サイトには上映時間の記載がない)
 レスリングを愛して、娘たちがインドに金メダルをもたらすことを夢見る父親と二人の娘のスポ根ものといってしまえば、そうだし、試合シーンはなかなか手に汗を握る緊迫した展開なのだが、その根底に流れるものも深い。アーミルの映画は、今までエンターテイメントの中に学歴や人種や宗教について鋭く突いていた。今回は女性の社会的立場や人権だ。女の子でも男の子と同じ人生のチャンスを与える平等さを認める社会はまだまだ厳しい。それが批判的でも説教くさくでもなく、ありのままに描かれている。日本でも通じるものがあるが、インドならではと思ったのが、家族間で、ベジタリアンとノンベジの溝も越えなければならないことだ。

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