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2019年7月 6日 (土)

瀬戸内国際芸術祭2019 春の巻(男木島 その2)

今回は2日目の5月3日(金)の朝に「男木島灯台」まで歩いてみたいと計画していた。午前中を狙ったのは、今年は5月からめっぽう暑かったのだ。灯台までは約2km。片道約30分で比較的平地で楽勝だった。道々で「あと○m」という手描きの看板がある。海沿いの道で気持ちが良い。数少ない現存する石造りの灯台で、映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台にもなったらしい。そばにはキャンプ場もあり、キャンプをしている人もいた。
そのままもとの道を戻ってもいいが、地図を見ると、灯台から「タンク岩」まで700m、「タンク岩」から「ジイの穴」まで400m、「ジイの穴」から海岸線の道まで600m、そこからもとの道1500mで帰還できるはずだ。この等高線がどのくらいかはちょっと気になるが、行けない距離じゃないと考えて、私の大好きなアイテムの岩と穴のほうに行くことにした。……結果、海岸線の道と比べて、かなりの悪路だった。途中に、きっと、昨年の台風とかで崩れたところが修復されていないんだろうと思われるところがいくつかあった。それでもまあ、道案内もところどころにあったし、整備されてはいないが、いちおう道だと認識できる道だった。時々虫が落ちてくるのだが。ちなみに「タンク岩」というのは、形が戦車(タンク)に似ているから、「ジイの穴」は桃太郎の鬼の総大将が逃げ込んだらしいが、実際の「ジイの穴」の中にはコウモリさんが住んでいた。瀬戸芸ではiPhonの万歩計によると毎日15000〜20000歩ぐらい歩いていたが、「上がった階数」というのはふだん2〜3階だったところ、この日は72階だった! 恐るべし男木島!

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ハードな午前の散歩を終えて、「ドリマの上」に予約していたランチを食べに向かう。実は、初めに、男木島灯台に行く途中に「じょうこカフェ」という一軒家のカフェがあるのを見つけて、そこに予約をしようと電話をしてみたのだ。電話すると、瀬戸芸中はお休みをしていて、集落中心部の「ドリマの上」にいるという。連絡先が違うけれど、どうも共同経営らしいので、そこに予約を入れた。ランチは「蘇(そ)の膳」という自家栽培の野菜や山野草など地元の食材のワンプレートだった。

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ランチの後は、まだ見ていない作品も観たけれど、脚が疲れたので、男木島図書館に行って、ゆっくりしていた。カフェでモヒート(おいおい(^_^;)をいただき、靴を抜いで、木のステキな館内でゆっくりしていると眠たくなった。図書館どころか本屋もない小さな島の地域の拠り処として、私設図書館だからこそできるひとつの姿かと思う。しおりやブックカバーなども販売していて、応援のつもりでお土産に買ってきた。

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おまけ
男木島のネコたちのこと。3年前は人口より多いらしかったが、ずいぶん減っていた。見かけたネコたちは、以前と違って耳先カットされている。(去勢手術をしているという目印) みんな、なかなかいい面構えばかりだった。

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帰りの高速バスは淡路島あたりが混雑していて、結局2時間半の遅れで、23時頃到着。運転手さん、お疲れさまでした。

2019年7月 5日 (金)

瀬戸内国際芸術祭2019 春の巻(男木島 その1)

 実は、瀬戸芸の島では、男木島が犬島に次いで好きだ。犬島は瀬戸芸を知る前に維新派つながりでよく行っていたので、ちょっと別もの。というわけで、今回1泊延ばしたのは男木島に時間をとるためだったといって過言ではない。
 女木島から男木島へ、午後便のフェリーで着いて、とりあえず宿泊先の民宿「さくら」に向かう。ここは3年前にも泊まったが、今回予約した時に聞いた「トイレなし風呂なしのゲストハウス」って……、そんなのあったっけ? 母屋と共同の風呂トイレのある2階建て別棟と母屋の庭にある平屋の食堂と……と思ったら、海岸沿いのかつては倉庫だったらしい場所が、ステキな木製のゲストハウスになっていたのだ! それもすべてご主人の手作りだというからビックリ! 私はゲストハウスというから、てっきりドミトリーかと思っていたら、6人(ぐらいの)部屋、2人部屋、1人部屋(私はここ)に分かれていて、テレビや台所のある共有のリビングがあった。これが全部ハンドメイドなんて、DIYの域を超えている〜! 1泊2食5500円、ちと不便さもあるが、かなりお得じゃないだろうか。トイレもちょっと外を歩いて別棟に行かなければならないとか、エアコンがないので夏や冬は暑そう寒そうというのはちょっと不便かと思うけど、いや、もう、十分だ。夕食と朝食も美味しかった。

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 1日目は15時過ぎに島に着いたので、できるだけ作品展示を先に観ておこうと思った。回ってみると、この時間帯ってけっこう穴場なのだということがわかった。男木島発のフェリーは2時間に1本で、あとは最終の17時発だけなので、この時間帯はこのGWの大混雑のなかでも、島内の人口がけっこう減っているのだ。3年前に2時間待ちとか言われて諦めた松本秋則「アキノリウム」も15分ぐらいで入れた。サラ・ヴェストファル「うちの海 うちの見」の前に立っていたスタッフの人にも「今ならすぐ入れますよ」と言われた。それはとてもラッキーなことらしい。他のも並ばずにすぐに入れた。細い磁器製の蔓が拡がる高橋治希「SEA VINE」のところでは、昨日沙弥島のオフィシャルツアーのガイドさんだったこえび隊の人に再会した。人が少ないので、写真も撮りやすかった。ただ、夏から公開の作品もいくつかあって、今回観れなかったが残念だ。

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2019年7月 4日 (木)

瀬戸内国際芸術祭2019 春の巻(女木島)

 前半2日間とうってかわって5月2日(木)は快晴。朝に早めにホテルを出たら、フェリー乗り場はすでに大混雑だった。10時発の女木島男木島行きは9時半から切符発売開始だが、8時半でもう列ができていた。前便の8時便は臨時便も出たらしい。でも、直島や小豆島行きの列はもっと長かった。(船も大きいし、便数も多いと思うけど)
 女木島の鬼ヶ島洞窟は前回行ったので、今回はパス。あの、さびた雰囲気のあるバスは健在だった。今回のメインの目的は。イアラのランチ「瀬戸内ガストロノミー」。EAT&ART TAROさんの地元の素材の話を聞きながら、マヨネーズをその場でつくるとかメニューの最後の一手間をその場で創りながら、30分のプログラムで美味しいものを少しずついただく。量はちょっと少なめ。

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 その前後で、14時20分の男木島行きのフェリーまで、島内の作品を観て散策する。「カモメの駐車場」「女根/めこん」「段々の風」「不在の存在」など前回も観た作品にも再びまみえる。宮永愛子さんの作品はヘアサロンが閉店していて観れなかった。KOURYOU「家船」(えぶね)が古くてボロくて好き。。「島の中の小さなお店」プロジェクトでは、ヘンなマッサージチェアやピンポン台が面白い。

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2019年7月 3日 (水)

瀬戸内国際芸術祭2019 春の巻(沙弥島・瀬居島・屋島)

 令和の初日、5月1日(水)は、傘がいらない程度の霧雨で、海は靄っている。今日はオフィシャルツアーの沙弥島(しゃみじま)・瀬居島(せいじま)・屋島コースを申し込んでいた。オフィシャルツアーの企画があるのは今回初めて。妻有の「大地の芸術祭」ほどではないが、やっぱり車があった方が便利なところも多々あるし、ガイドさんにいろいろな裏ばなし的なおはなしも聴けるのでありがたい。春夏秋合わせて7コースが設定されている。そのうち、沙弥島は春期のみ開催で、前回は行けなかったので、今回はぜひ行きたいと思っていた処だ。瀬居島・屋島もつけてくれているところは、個人で電車やバスで回るちょっと1日では無理なのでありがたい。オフィシャルツアーは2チームに分かれて、それぞれ30人弱なのだが、香港やドイツからも参加していて、ガイドさんも要所要所は日、英、中で話して、すごくグローバル。
 沙弥島は現在は埋め立てられて地続きになっているので、ツアーもバスを利用。西ノ浜では、前回本島(ほんじま)でもみた五十嵐靖晃「そらあみ」は据えられていた。そこから歩いて、旧沙弥小中学校では教室に南条嘉毅「一雫の海」レオニート・シチコフ「月と塩をめぐる3つの作品」等の作品が展示、他にも中庭や前の浜にも展示作品があった。万葉会館にあった2つの展示のうち、大岩オスカール「大岩島2」は本日公開日のようで、作者さんも来島していた。偶然、道ばたで行き交って、みんなで挨拶した。「大岩島2」は油彩マジックのマッキーで全部描いたんだそうだ。もうひとつの展示の蓮沼昌宏「12島と港の物語」のパラパラ漫画は、前回もどこかで見た。何処の島だったかなあ。昼食は瀬戸大橋タワー美咲食堂で、お弁当。「令和」のシールが貼っている。

 

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 その後、瀬居島(せいじま)に行く。そこでは瀬戸芸の連携イベント「神戸芸術工科大学アートプロジェクト」の作品が展示されている。そのうちの2作品を鑑賞。海の防波堤に描かれた「しましまうのうみ」はちょうど作者さんもいた。
 最後に屋島に行く。屋島って、あの平家物語の「屋島の合戦」の屋島で、那須与一が扇の的を射たという歴史のある処。屋島寺や水族館もあるけれど、そこの展望台の広っぱに金氏撤平のどでかい作品「S.F(Smoke and Fog )」がある。半分作品鑑賞、半分周囲の見晴らしの良い景色鑑賞。車がないと絶対来ないね、この場所。

 

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夕食はガイドさんがおススメと言っていた「おしるの店おふくろ」に行ってみた。今回は居酒屋メニューを頼んでしまったので、次回はちゃんとご飯を食べに行きたいと思った。

 

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2019年7月 2日 (火)

瀬戸内国際芸術祭2019 春の巻(高松)

 4月30日(火)朝、8時50分京都発の高速バスで高松に向かう。京都は小雨。所要3時間40分の予定で、ほぼ予定通り到着。高松は曇だった。ホテルに荷物を預けて、昼は簡単に近くの「植田」でさぬきうどんをいただく。そのあと、総合インフォメーションセンターで前売りのパスポートを交換して、フェリー乗り場を偵察した。乗船券は出発の30分前から売り出しらしいが、今日は臨時便もでたらしい。キャンセル待ちをしていた「女木島名画座上映会」はやっぱりダメで、ガイドブックを見て次点に考えていた「北浜の小さな香川ギャラリー」は夏期からだったとか、予習不足でいろいろ予定は狂いっぱなしだ。

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 そこで、第3候補にしていた香川県立ミュージアムに行ってみる。とても新しい建物で、学校の社会見学にもピッタリなマジメな施設だった。特別展の高松松平家のスーパーリアル博物図譜は、いきもの好きははりついて観てしまう精密さだ。特にに魚がすごい。他の常設展も観ていたらけっこう時間をくってしまった。

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 ひとりでは入れるところが限られるので、夕食は早めにして、ホテル近くの「さぬき麺業」でぶっかけうどんとハイボールと骨付き鶏。ホテルに帰るとTVはさながら大晦日の雰囲気だった。寝転んでみてたら、8時頃爆睡してしまい、11時50分頃ふと目を覚まして、令和を迎える。翌5月1日朝刊の新聞は新天皇・皇后の大きな写真があった。職場は交替出勤でふだんどおり営業していて、今日はたまたま休日というだけなので、なんかそんな特別な日という気が全然しない。

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2019年7月 1日 (月)

瀬戸内国際芸術祭2019 春の巻(承前)

 7月になってしまった。うかうかしてると瀬戸内国際芸術祭の夏の巻が始まってしまうので、急いで春のレポートを書こうと思う。

 

 3年ぶりに瀬戸内国際芸術祭(以下瀬戸芸)がやってきた。瀬戸芸はアートもいいけれど、ふだん交通手段が少なく、なかなかいけない島々が少し行きやすくなるので、その地を訪れることも楽しみだ。今回の春の会期は4月26日から5月26日。3年前は、3月20日から4月17日だったので、1ヶ月ほど遅い。……これは10連休をねらっているのか。でも、年度末年度初の繁忙期!より、交替で休みをいれられるし、今年はコミティアがGWを外しているし、予定が組みやすい。しかし、この期間の出勤シフトが決定するのは4月半ばだ。巷では既に10連休確定の人たちがいるので、それでは宿の確保が間に合わないかもしれない……、というか、まず、無理。そこで、時は遡るが1月下旬に、基点とする高松駅周辺のビジネスホテルを5泊分仮押さえした。それでも10連休の後半5月2日〜5日あたりは既にあちこち満室だった。結局、だんだん出勤が確定してきて、5泊は2泊まで徐々にキャンセルした。シフトが確定する4月半ばまでに、「この日はぜひ休みたい」という予定は1日だけにして、あとはフレキシブルにして、日程確定を待った。ぜひ休みたい日には、前回行けなかった沙弥島へのオフィシャルツアーを申し込んでおいた。
 さて、4月半ばにシフトが確定すると、4月30日〜5月3日の4連休がもらえることになった。4連休なんて、年末年始以外ではめったに取れない! そのうち、5月2日の宿の確保ができていないが、できれば4日間で行けたらいいなあ〜と思って、ダメもとで、3年前に出発3日前でとれた男木島の民宿「さくら」に電話をしてみた。すると、「トイレなし風呂なしのゲストハウスなら」ということで泊まれそうなので、3年前と同じく、「これは『行っていい』という神の思し召しにちがいない」と思って、お願いした。アシは、京都−高松の高速バスを確保した。コースとしては、高松→沙弥島→女木島→男木島→高松を巡ることにした。現地引き換えの前売りチケットをネットで申し込むと、スマホのQRコードが現地引き換えチケットだった。世の中進化している。
 この期間はきっと大混雑するだろうと予想されるので、その後、いろいろ対策を講じた。既にオフィシャルツアーが初めて企画された。それまでにネットのホームページが公開されていたので、公式ガイドの沙弥島コースを先に確保。その前日に「北川フラム氏の案内&レストラン イアラの特別夕食付!女木島名画座上映会」というのを見つけたのだが既に満席。ダメもとでキャンセル待ちをかけておく。鑑賞パスポートは、3日めに女木島のレストラン「イアラ」のランチ、4日目に男木島の「ドリマの上」のランチを予約して準備完了。
 瀬戸内国際芸術祭のホームページはこちら

 

2019年5月23日 (木)

【告知】5月26日(日)「関西コミティア55」に参加します

 5月26日(日)に、大阪南港のインテックス大阪2号館にて開催される「関西コミティア55」に参加します。スペースは、「H42」です。新刊はありませんが、今年の瀬戸内国際芸術祭の会場のひとつ、岡山県の犬島の旅行記も載っている『維新派と旅をした』を絶賛アピール中です。昨年の発行ですが、夏期、秋期の瀬戸芸に行こうと思っている皆さん、ちょっとのぞきに来ていただいたら幸いです。
 また、今年の「いきもにあ」用(といっても抽選もれになるかもしれないのに)に勢いで創ってしまったハルキゲニアの全周マグカップが関西デビューです。ハルキが9個体、10組の脚と7組のトゲがあるので、全部で306本のトゲトゲです。(見えていない部分も多いけど)ぜひ、お立ち寄りください。

 

 ところで、インテックスは、G20サミットの1ヶ月前です。交通規制があったり、小中学校が休校になったり、当日はいろいろ厳重警戒ですが、なんかあるかな? 1ヶ月前だとあまりかわりませんかね?

 

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2019年5月22日 (水)

「サハラに眠る先史岩壁画 −英(はなふさ)隆行写真展−」

Twitterで流れてきたアフリカの壁画の写真展。それも、会場は割と行きやすい「五条坂京焼登り窯跡」……ってどこよ? あの近くは図書館や区役所や学校があって、だいたい地理がわかるけどそんなところあったのかなあ……と、思って住所をたどって一筋奥へ入ってみたら見つかった。埃にまみれた近世遺跡然としたすごくステキな処だ。よく残っていたなあ。

 

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 そこで開催されている英(はなふさ)隆行さんの写真展「サハラに眠る先史岩壁画」。実物大の写真は触って良し、撮影OK。更に作者さんが丁寧に解説をしてくださるという至れりつくせり。
アルジェリアのタッシリ・ナジェールに残る巨大な岩壁画は世界遺産にもなっているらしいが、今は入国も難しい。(時期とタイミングを計れば、行けるときもあるらしい)今は広大な砂漠だが、先史時代には、低木(ステップ?)に覆われた緑のサハラだったらしい。描かれている人の様子や集落や動物によってその長い時代のいつの頃か想像できる。実物大のスクリーンのようなシートに写真を印刷しているので、大きくて、触ってもかまわない。私が言ったときは作者さんが在廊していて、地理や壁画に描かれているモチーフとその時代をいろいろ説明してくれて、思いのほかゆっくりとしてしまった。
 ちなみにタッシリ・ナジェールにある岩壁画は、諸星大二郎が『砂の巨人』というマンガにしている。「デュオセレクション」というシリーズで1984年に出版されているので、けっこう古い。諸星さん、目の付け処がさすがだ。
 ところで、この写真展は、「KG+」というフェスの一環で、それは2013年「KYOTOGRAFHIE京都国際写真祭」の同時開催イベントとしてスタートした公募型アートフェスティバルらしい。今年は4月12日(金)から5月12日(日)までで、この「五条坂京焼登り窯跡」にもエリア分けして他の作家さんの写真も展示されていた。

 

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2019年5月21日 (火)

「本の縁側 -矢萩多聞と本づくり展−」

 「本の縁側 -矢萩多聞と本づくり展−」京都dddギャラリー 2019年3月30日(土)〜6月19日(水)
 これは期間が長くてまだ開催中。インドに詳しい装丁家の矢萩多聞さんは、京都にお住まいなので、波長にあった企画をいろいろ近場で開催してくれるのでうれしい。今回はインドがメインでなくて、本と装丁の展示。イラストや挿絵の展示はよくあるけれど、装丁の展示ってどんな感じ? 行くまでちょっと想像できなかったけれど、行ってみて……なるほど……と思った。そして、ここも写真OK。
 実際、多聞さんがこんなにたくさんの本の装丁を担当しているとは知らなかった。いちばん出版数の多い春風社はちゃんと奥付のところに「装丁 矢萩多聞」と記しているけれど、書かれていない出版社も多い。名前がでていないけれど、「あ、この本知っている、そうだったのか」という本もある。出版されるまでにこんなに何回もやり直したり、たくさんの案出したりして、その中から決まっていくのかというのがよく見えた。紙の種類というのもとても多くて、手ざわり感で全く印象がちがう。名前がわからないけれど、しっとりと手に吸い付くような白と黒の紙があった。あれは、何?
 そして、私の行った日は平日だったせいか(というか、ここは日曜日が休みなのだ、要注意!)、ゆっくりすっかり貸切状態で1時間以上くつろいでしまった。京都dddギャラリーは、私は初めて行ったのだけれど、京都の地下鉄天神川駅から歩いて5分ほど、川沿いの静かな環境で、とても綺麗なギャラリーだ。物販もあって、以前少部数で売り切れたと思っていた『インドしぐさ事典』(矢萩多聞著 アムブックス刊)と『スーパルマドゥライ』(武田尋善著 同)があったので購入。いっしょにあった『ひとりみんぱく』(松岡宏大著 同)以前、恵文社一乗寺店でゲット済。ちなみにアムブックスは矢萩多聞さんのリトルプレスだ。

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2019年5月20日 (月)

劇団Studio Life「なのはな」

 Studio Life(スタジオライフ)の舞台は、ず〜〜っと以前に大阪で「11人いる!」を観たことがある。そして、ついこの間「舞台版はみだしっ子」を観た。東京を中心で活動している劇団なので、なかなか関西で観る機会がない。脚本の倉田淳さん以外は、役者がすべて男性で、マンガ原作の舞台も多い。マンガ原作のドラマや劇は、往々にして残念なものも多いのだが、この劇団は読み込みが深くて、原作ファンにもガッカリさせない。もちろん、舞台は原作とはちがうメディアなので、全く原作と同じが良い舞台劇とは限らない。作品は別物。
 原作の萩尾望都サマのマンガは24ページの短編で、それをどのような舞台作品にするのだろう……と期待半分、心配半分で観に行った。原作の雰囲気を十分残しながら、約1時間でまとめられた作品はとても心に染みるものだった。言葉を発さないチェルオブイリの女の子も印象的だし、石田音寿キャラは作曲家で歌手の明石隼汰さんがキャラと歌を見事に実物化していた。

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